女性の肩こり

肩こりの原因とは?

正式には「肩こり」は病名ではなく、症状を表す言葉。首~背中、肩甲骨周辺の痛み、コリ感、重苦しさなどが総じて「肩こり」と呼ばれます。そして肩こりが引き起こされる要因は、自律神経の乱れにあります。 看護師の仕事は夜勤で不規則な生活リズムになったり、患者さんの体位交換をしたり、体力勝負。そのうえ事務仕事もありますから、眼精疲労を始め、デスクワークにともなう疲れも溜まりますよね。 疲労やストレスが解消されないまま、心身が休まらない日々を重なってゆくと…交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、身体が緊張状態にさらされてしまいます。すると筋肉に強張りが生じ、それが肩こりの要因に。 ためしに以下の項目で、あなたの肩こり度をチェックしてみてください。

●責任のある仕事をしている
●人間関係に悩みがある
●寝不足が続いている
●なかなか休みが取れない
●姿勢が悪い
●常に疲労を感じている
●朝スッキリ目覚めない

複数当てはまる人は、肩こり度が高いので要注意!無自覚のうちに自律神経が乱れているかもしれませんよ?

肩こりは放置しておくと危険!

肩こりは血行不良が起きている状態なので、慢性化すると頭痛や吐き気などを引き起こす原因にもなります。人によっては症状が重く寝込んでしまうことも…。 その他、精神的な不安定、イライラ、集中力の低下、食欲不振、倦怠感など、肩こりはさまざまな体調不良を誘引します。そうなると、仕事だけにとどまらず、日常生活にも支障が出てきてしまいますよね。 「たかが肩こり」「職業病だからしょうがない」と放置せずに、悪化する前にケアしておきましょう。

手軽にできる!簡単肩こり解消法

とはいえ、ゆっくりリラックスの時間を確保するのはなかなか難しいもの。なので最後は、手軽にできる「肩こり解消法」を紹介しましょう。 多忙を極める看護師さんでも取り組みやすい方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

【「肩こりに効くツボ」を押す】
ツボ押しは場所を選ばず、すぐに取り掛かることができる楽ちんケア。部位ごとに効果のあるツボを下記にまとめました。

●肩の前側が痛いときは「欠盆(けつぼん)」→鎖骨と首の根元が交差する箇所から、体の中心側に指1本分進んだくぼみ部分
●肩の上側が痛いときは「肩井(けんせい)」→首の根元の後ろ側と、肩先のちょうど中間地点
●肩の後ろ側が痛いときは「肩中兪(けんちゅうゆ)」→鎖骨のもっとも突起した骨の真裏にあたる部分

押しやすい指を使い、気持ちが良いと感じる強さで3~5秒間ほどゆっくりツボを押しましょう。
【電車の吊革でストレッチ】
また、通勤時間を使ってのケアもオススメ。方法は下記の通りです。

(1)片手でつり革を握って、息を吐きながらぶら下がるように3秒ほど肩に力を入る
(2)3秒たったら力を抜いて深呼吸し、もう一度繰り返します
(3)(1)~(2)をもう片方の肩で行う

たったこれだけで肩こりが解消するなら、マッサージに行くよりずっとお得ですよね。血行を促進すると筋肉のコリが柔らかくなり、肩こりの解消に繋がります。少しずつ、できる範囲でトライしてみてはいかがでしょうか。

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