体の冷え

女性は冷え性になりやすい

女性の冷え性の原因は大きく以下の3つが考えられます。

【筋肉・脂肪量】
基本的に男性のほうが筋肉量が多く、女性は筋肉量が少なく脂肪がつきやすいのが特徴です。
熱は筋肉の活動により発生しますが、女性は筋肉量が少ないため熱を作りにくいのです。さらに、脂肪は一度冷えてしまうと温まりにくいという性質が。女性の筋肉と脂肪量が冷えの原因となってしまいます。

【女性ホルモンの影響】
体温調節を行う自律神経と、女性ホルモンをコントロールしているのは視床下部。月経などで女性ホルモンの分泌が乱れると、自律神経にも影響を及ぼします。そのため、体温調節のバランスが崩れてしまい、冷えを感じてしまいます。

【寒くてもおしゃれに】
「薄着で寒くてもかわいいから我慢!」という女性が増えています。冬でもショートパンツやミニスカート。脚には薄手のストッキングや素足という女子までいますよね。これでは単純に体は冷えてしまいます。寒いと血行も悪くなるので、冷え性を助長させてしまいます。

体を温める簡単な方法

体を温めるために生活の中で取り入れやすいものをご紹介します。

【仕事中の冷え対策】
デスクワーク時に冷えを感じたら、ひざ掛けやカーディガンを使用しましょう。
「忙しくて、いちいちそんなことできない」という看護師さんは、カイロや腹巻などを装備しておくといいですね。体の中心部を温めることにより、全身の血行をよくできますよ。温かい飲み物を飲むのも、効果的!中でもしょうがを使ったドリンクやココアがおすすめです。他の飲み物よりも持続力がある気がします。

【自宅の冷え対策】
38度~40度のぬるめのお湯で半身浴をしましょう。じっくりと下半身から温まることで、全身の内部からポカポカに。柑橘系の果物や炭酸ガス系の入浴剤を入れたお風呂も効果的です。
風呂上りには髪をしっかり乾かす、靴下を履くなどして、体の温かさをキープ。温かいままで就寝しましょう。

体を温める食べ物・冷やす食べ物、知ってますか?

冷え性には食事が大きく関係してくることを知っていますか?
食べ物には、体を温める・体を冷やす効果を持つものがあります。前者を陽性、後者を陰性といいます。

【体を温める食べ物(陽性)】
●しょうが・にら・にんにくなど、スタミナ系の野菜
●塩・梅干・みそ・たくあんなど塩分の強い食品
●ごぼう・にんじん・れんこんなどの根菜類
●わかめ・ひじき・こんぶ・小魚などの海産物
◇肉類・卵・赤身の魚・練り製品・ハムなどは陽性ですが、食べ過ぎは生活習慣病の元です。

【体を冷やす食べ物(陰性)】
●なす・トマト・ピーマン・きゅうりなどの夏野菜
●パイナップル・バナナ・メロン・などの南国果物
●豆腐・豆乳・納豆などの大豆製品
◇チョコレート・ケーキ・油脂類・砂糖・牛乳などは、食べ過ぎると冷え性だけでなく肥満の原因にもなります。

理想は、バランスのよい食事に陰陽をうまく取り入れること。寒い季節には陽性の食べ物を意識して摂取する、陰性の食べ物は加熱して陽性に近づけるなどの工夫をすることも大切です。

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