栄養バランスってなに?

バランスのいい食事とは?

バランスのいい食事って何なのかを考えたとき、答えは看護師のすぐ近くにあります。
それは、病院給食。腎臓食ではたんぱく質を控えたメニューになっていたり、ミキサー・刻み食などは参考にしにくかったりしますが、常食は健康な人に、糖尿病食はダイエット食としてピッタリなんです。病院食って、どうしてもおいしく見えなかったりします。でも、栄養価的にはちゃんと計算されているので参考になります。たんぱく源である肉や魚・野菜・果物など、一度の食事で摂取する量を確認してみてください。また、野菜のボリュームやその調理法は、見習うべきものですよ。気になる料理があれば、管理栄養士さんに聞いてみてもいいですね。

あとは、色をたくさん料理に取り入れること!バランスの悪い食事は「白+茶」など単色メニューです。野菜のみでも本当はよくないようです。私は日々の食事で、ご飯、メイン料理に緑黄色野菜を必ずつけるなど色を少しでも増やす努力をしていました。
食べられない朝に関しては、スムージーとかもおすすめかもしれませんね。

疲れがとれにくい方にオススメ

【ビタミンB1】
●働き:エネルギー生成に必要なビタミンで、不足すると疲れを増大させてしまいます。欠乏症は膝蓋腱反射の症状が見られる脚気です。
アリシンというニンニクなどの香り成分は、ビタミンB1と結合してエネルギー生成をさらに効率的にします。
●多く含む食品:豚肉・玄米・そば・うなぎ・大豆・豆腐
●合わせて取りたい食品:エネルギー源の糖質性食品、アリシンを含むニンニク・ニラ・長ネギ・玉ネギなど

【鉄】
●働き:鉄は酸素を体内に運搬する赤血球生成に関与。不足すると貧血になります。貧血の立ちくらみや疲れやすいなどの症状は、避けたいものですね。
鉄には吸収されやすいヘム鉄(動物性食品に多い)と非ヘム鉄(植物性食品に多い)があります。また、たんぱく質・ビタミンCが吸収効率を高めてくれます。
●多く含む食品:レバー・赤身の肉・鰹・あさり・ほうれんそう・小松菜・ひじき・きくらげ
●合わせて取りたい食品:動物性たんぱく質源の肉・魚・卵、ビタミンC含有量の高いピーマン・菜の花・ブロッコリー・レモン・柿・オレンジなど

【クエン酸】
●働き:エネルギー生成の最終段階で必要。また、疲労物質の乳酸分解も促します。
カルシウムやマグネシウムなど、吸収されにくいミネラルと結合して吸収効率を上げる働きもします。
●多く含む食品:レモンやオレンジなどの柑橘類・パイナップル・キウイ・梅干・酢など
●合わせて取りたい食品:エネルギー効率を高めるため、ビタミンB群(B1・B2・ナイアシン・ビオチン・パントテン酸)を多く含む食品である、レバー・肉・魚など

「明日から改善しよう!」はNG

ここまでで、栄養バランスや疲労回復に効果のある食品が分かりました。
さあ、いつからあなたの生活に取り入れてみますか?

「明日から」ではダメですよ!

できることを、次の食事から実践してみましょう。誰でも好き嫌いなどの好みや習慣がありますよね。でも、すぐに取り入れて実践することが大事です。これから食事ならビタミンの吸収効率を上げるよう工夫してみたり、勤務なら給食の野菜量や調理法をチェックしてみたり。上手に取り入れて疲労回復に繋がる食生活を実践しましょう!そうすれば、体調管理もバッチリです。
さらに相乗効果として、お肌もつるつるになるかもしれませんよ♪

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