二交代と三交代とどっちが楽?
二交代制のメリット・デメリット
【メリット】
♪夜勤手当で収入アップ!
やっぱり一番嬉しいのはお給料が増えることですよね。神戸の平均的な夜勤手当は1回あたり13,000円ほど。月に4回こなせば、52,000円の給与アップになります。
♪しっかり休める!
夜勤明けの日とその翌日はお休みになります。その次の日に希望休を入れれば、連休も取れます。温泉に一泊してリフレッシュ…なんてこともできちゃいます。
♪自分のペースで仕事しやすい!
勤務時間が長いので、焦って仕事しなくても大丈夫。三交代と違って夜の申し送りがないのも時間に余裕が持てる要因です。ただし、急変・急患の多い病棟では、この通りではありません。
【デメリット】
◇拘束時間が長い!
16時間ほどの長時間勤務はとても疲れます。長年勤務していても、その長さには慣れないという話もよく耳にします。私も「急がしくてあっという間に終わってしまった」ということは、ほとんどありませんでした。
◇疲れたときのリスクが高い!
ほとんど寝ていないので、朝方はボーっとなって集中力が途切れがち。仮眠が取れなかった時はもうホントに大変でした。看護師の仕事はちょっとしたミスでも重大なことになる恐れがあります。そのリスクは常に頭に入れておかなければいけません。
三交代制のメリット・デメリット
【メリット】
♪拘束時間が短い!
24時間を3つに分けているので、勤務は約8時間。変則シフトを組んでいる場合もありますが、それでも10時間くらいです。業務をこなしているうちにあっという間に時間がきます。だから、夜の勤務でもそれほど体力的消耗は少なく済みます。
♪ミスのリスクが少ない
長時間勤務ではないので、二交代の夜勤明けのように集中力を失うことが少なくなります。ヒヤリ・ハットの事例は、三交代より二交代の場合に多いというデータもあります。医療ミスは看護師として最大の注意を払うべきこと。そのリスクが少ないのは大きなメリットですね。
♪睡眠が取りやすい!
準夜・深夜勤務の前後に上手く眠れれば、ひどい睡眠不足に陥ることはありません。すっきりとした頭で働けるのは嬉しいポイントですね。ただ、「夜は家事や育児で忙しい」という方や自宅が遠い方は、勤務前の仮眠時間を確保できないこともあるようです。
【デメリット】
◇通勤・帰宅が夜中!
準夜勤後の帰宅、深夜勤の通勤時間は夜中なので、公共交通機関は利用できません。タクシーやマイカーを利用することになるでしょう。真っ暗な中を移動するので、女性としては怖いですね。
◇手当てに不満!
神戸での準夜手当は約5,000円、深夜手当は約6,000円です。夜勤手当より確実に低くなります。拘束時間が短い分、当然といえば当然なのですが、勤務のある夜はほとんど自由に動けないので、ちょっと不満にも感じてしまいますよね。