女性の腰痛
女性と腰痛
看護師で腰痛持ちの人って多いですよね。患者さんの体位を変えたり、支えたりで腰に負担がかかってしまいますから。私も「あいててて…」なんて、腰を押さえておじいちゃんのようになることがよくありました。
しかも、女性には腰痛の原因となる生活習慣が多いんです。
ショルダーバックを片方の肩にばかり掛けている人は要注意!肩だけでなく、腰にも負担がかかっています。ヒールの高い靴を履き続けることで腰を突き出すような姿勢をとることになり、これも負担に。また、誤ったダイエットで筋力が落ち、腰に負担をかけて腰痛になることもあります。便秘や冷え性など、女性に多い体の悩みが腰痛の原因になることもあるようです。
女性で、しかも腰痛になりやすい看護師。腰痛対策をしっかり考えていきたいですね。
腰痛になる原因とは?
腰痛の主な原因は、体のゆがみ・血行不良・筋力低下です。
もちろん、腰椎椎間板ヘルニアや圧迫骨折、内臓疾患などによる腰痛もありますが、それはあくまでも病気の影響なので、ここでは省きますね。
看護師の仕事は人の重い体を支えることが多いので、それが腰に負担となります。さらに、看護師は中腰の体勢で作業を行うことが多く、慢性的に負担をかけ続けているのです。
でも、腰痛が起こる場合、原因は腰だけでない場合も多くあります。歩き方が悪くて腰に負担がかかる、運動不足による筋力低下などです。ハードな仕事の看護師でも、意識して筋肉を動かさないと運動不足になるんですよ。
改善のためには、生活習慣から自分の腰痛の原因を探ることが必要ですね。
改善!体のゆがみを整える
腰痛の原因の多くは、体のゆがみから引き起こされています。また、腰痛だけでなく肩こりや頭痛などの体の不調も出てきます。
これらの体の不調は、体のゆがみを改善することで痛みを軽減できます。自宅でできるストレッチを取り入れ、お風呂の後などにリフレッシュしながら続けていきましょう。
●まずはチェック!
姿見などの大きい鏡の前で正座して、肩の高さに違いがあったり体が傾いていれば、ゆがみや筋肉の衰えが生じているということです。横座りをしてみて、左右のどちらかに違和感があれば、それも体のゆがみが原因です。
1.仰向けに寝ます。膝を曲げて両手で抱えてください。膝を胸まで引き寄せて5秒、ゆるめて5秒を10セット行います。
2.仰向けに寝て膝を軽く曲げ、お尻・踵・膝で三角を作ります。腕は体の横に置きます。背中と床の隙間を埋めるように押し付け、お尻に力を入れて浮かせて5秒キープ後、ゆっくりと戻します。これを10セット行います。
3.上と同様に仰向けになり膝を立てます。両膝を揃え、ゆっくりと右に倒します。腰のつっぱりを感じる状態で5秒キープ。左側も同様に行い、10セット行います。
注意してほしいのは、痛みがあるなら無理をしないことと、反動をつけないこと。気持ちよく体を動かしてゆがみを改善させましょう。